レタスの保存方法
スキルを伸ばす

【食材のトリセツ】レタスのシャキシャキをキープする方法

答え:シャキシャキは「細胞の水圧」。冷水に浸けて膨圧を回復させよう

レタスのシャキシャキ感は、細胞内の水分圧(膨圧)が支えています。新鮮なレタスは細胞が水で満たされパンパン。これが食感の正体です。萎れたレタスは細胞から水が失われた状態。冷水に浸けると水が細胞内に戻り(浸透圧)、シャキシャキが復活します。

POINT

  • ポイント①:細胞の膨圧がシャキシャキを作る:植物細胞は液胞という水タンクを持っています。液胞が水で充満すると細胞が膨張し、その圧力(膨圧)が「シャキシャキ」「パリパリ」の食感を生み出します。水分が失われると液胞が縮み、しんなりします。
  • ポイント②:切るとエチレンガスが出て劣化が加速:レタスを切ると切断面から植物ホルモン「エチレンガス」が発生し、細胞の老化が加速します。千切り後はできるだけ早く使うか、すぐ冷水にさらしてエチレンの働きを抑えます。
  • ポイント③:冷水浸漬で膨圧が回復する:萎れたレタスを冷水(5℃以下)に5〜10分浸けると、浸透圧で水が細胞内に戻り膨圧が回復。シャキシャキが復活します。お湯に浸けると細胞が崩れるので逆効果。

プロの技:レタスを長持ちさせる保存法

  • コアの断面に湿ったキッチンペーパーを当てて冷蔵保存(乾燥防止)
  • 丸ごとの場合:ポリ袋に入れて芯を下にして野菜室へ(芯が水分の出口になる)
  • コア(芯)を爪楊枝で刺すと成長が止まり、鮮度が長持ち
  • 水洗い後は水気を完全に切る(水滴が残ると劣化が速い)

料理トリビア

レタスの学名は「Lactuca sativa」。Lactulaはラテン語で「乳」の意味。レタスを切ると白い乳液状の液体が出ますが、これが語源です。この乳液にはラクツカリウムという鎮静成分が微量含まれ、古代ローマでは睡眠薬として使われたという記録も。

山中 幸夫
監修 山中 幸夫

フレンチシェフ。ラマンディエドムージャン、グレイ ダルビオン、ラタントクレールといったフランスやスイス、ロンドンの複数の星付き店で5年半の海外修行。帰国後は有名フランス料理店のシェフを歴任し、渋谷松濤にて幻の尾崎牛を扱うBistro eightのシェフとして活躍した後、フリーランスとして独立。シェフリンクではスポットワークを中心に都内の店舗や沖縄から北海道まで全国で活躍

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