【食材のトリセツ】唐辛子とカラシの違い — 辛さの正体は全く別モノ
答え:唐辛子の辛みは”カプサイシン”、カラシの辛みは”アリルイソチオシアネート”。植物も辛味成分も別種。
「どちらも辛いから同じ仲間」——実は全く違います。唐辛子はナス科、カラシはアブラナ科。辛さの化学構造も、感じ方も、消え方も別モノ。この違いを知ると、料理での使い分けが一気に明確になります。
POINT
- ポイント①:唐辛子の辛みは”カプサイシン”:舌の痛覚を刺激する脂溶性成分。熱に強く、水では消えない。牛乳やヨーグルトの乳脂肪で和らげるのが正解。中南米原産のナス科植物。
- ポイント②:カラシの辛みは”アリルイソチオシアネート”:鼻に抜ける揮発性の辛みで、水に溶け、熱で飛びます。カラシ・わさび・大根おろしなどアブラナ科植物に共通する辛味成分。
- ポイント③:辛さの残り方が違う:カプサイシン(唐辛子)は舌に長く残る”痛い辛さ”、アリルイソチオシアネート(カラシ)は鼻に抜けてすぐ消える”ツンとした辛さ”。料理では”効かせ方”を使い分けます。
プロの技:辛味を料理に活かす
- 唐辛子は油に馴染ませて”じっくり効かせる”辛味
- カラシは仕上げに”少量で香りづけ”
- 唐辛子の辛さを和らげるには牛乳・チーズ・卵
- カラシは加熱すると辛味が飛ぶので”火を止めてから”
料理トリビア
唐辛子の辛さの単位はスコヴィル値。ハバネロが約35万、キャロライナ・リーパーは約200万スコヴィル。一方カラシやわさびには公式な辛さ単位がなく、”揮発性の刺激”は数値化しにくいとされています。同じ「辛い」でも別世界です。なお、八丈島の島寿司の薬味はワサビの代わりにカラシ、伊豆大島の島寿司は青唐辛子を加えた醤油を使います。
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