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【食材のトリビア】ジャガイモ — 国で変わる呼び名と揚げ方の作法

#食材のトリセツ

答え:アメリカでは「フレンチフライ(French fries)」または「フライズ」。ポテトだけだと通じない

アメリカ旅行で「フライドポテト、プリーズ」と注文しても通じないことがあります。正解は「フレンチフライ」または単に「フライズ」。アメリカ人にとって「ポテト」は丸ごとの芋を指すため、「フライド(揚げた)ポテト」だと「芋をまるごと揚げるの?」と混乱されます。日本の「フライドポテト」は和製英語なのです。

POINT

  • ポイント①:フレンチフライの語源は「フランス風」:第一次世界大戦中、アメリカ兵がベルギー(フランス語圏)で細切りのジャガイモを揚げた料理を見て、「フランス風(French)のフライ」と名付けたのが始まりという説があります。そこで、アメリカでは「フレンチフライ」として定着しました。
  • ポイント②:時代とともに省略された:元々は「フレンチフライドポテト(French fried potatoes)」でしたが、徐々に短縮され、現在では「フレンチフライ」「フライズ(fries)」と呼ばれます。マクドナルドのメニューでも「Fries」表記が一般的です。
  • ポイント③:フランスでは「フリット(frites)」:実はフランス本国では「フリット(frites)」と呼びます。ベルギーでも「フリッツ(frieten)」。マクドナルド・フランスのメニューも「Frites」です。「フレンチフライ」はアメリカ英語独特の呼び方なのです。

プロの技:各国のポテト文化

  • アメリカ → フレンチフライ、ケチャップが定番
  • イギリス → チップス、モルトビネガーと塩で
  • ベルギー → フリッツ発祥の地、マヨネーズで食べる
  • 日本 → フライドポテト、細めが好まれる

料理トリビア

マクドナルドのフライドポテトは、カナダ・アイダホ州など特定地域のラセットバーバンク種を使用。冷凍前に軽く揚げる「ブランチング」処理で、外はカリッ・中はホクホクの食感を実現しています。

北田清
監修 北田清

辻調グループ校フレンチイタリアン専攻の学部を主席で卒業。その後、同校のインストラクターとして勤務。新人フランス料理人コンクールのデセール部門で優勝。イタリアン業態の立ち上げやエリアマネージャーとしての居酒屋業態の直営5店舗と暖簾分け店舗の統括。10年間パスタ専門店のオーナーシェフとしても活躍。

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