シズレとアッシェの調理例
スキルを伸ばす

【厨房で役立つ料理用語ーフランス料理ー】「シズレ」と「アッシェ」似て非なる2つのみじん切り

どちらも「みじん切り」ですが、フランス料理では明確に使い分けます。シズレは「美しさと均一性」、アッシェは「速さと実用性」が目的です。

定義

  • シズレ(Ciseler): 精密で均一な細かいダイス状のカット。ソースやスープに使う。
  • アッシェ(Hacher): 粗めで不均一なみじん切り。速さと量を重視。

フランス語の正式スペルと発音

  • Ciseler [シズレ] – 動詞。「細かく刻む」「彫刻する」の意味。
  • Hacher [アッシェ] – 動詞。「粗く刻む」「切り刻む」の意味。

語源/歴史

  • Ciseler: ラテン語の”caedere”(切る)が語源。もともとは金属加工や彫刻の用語で、「精密に削る」「装飾を施す」という意味。料理では「丁寧に、均一に切る」技法を指すようになりました
  • Hacher: 古フランス語”hache”(斧)が語源。斧で叩き切るように、速く大量に刻む動作を表します。

実際の厨房での使い方

例文①(シズレ)
「エシャロット、シズレしといて」→ エシャロットを均一な細かいダイスにカット。ソースに使う。

例文②(アッシェ)
「玉ねぎ、アッシェで」→ 玉ねぎを粗めにみじん切り。炒めて使うので均一性は不要。

混同しやすい用語との比較

用語サイズ均一性用途
シズレ(Ciseler)1〜2mmソース、ガルニチュール
アッシェ(Hacher)3〜5mm炒め物、ファルス(詰め物)

伊藤輝
執筆 伊藤輝

千葉県八千代市出身。都内の老舗フランス料理 精養軒にて修行後、イタリアンやビストロ、催事場などを経験。インソムニアなどで鉄板焼きにも従事。都内のbistro SHIN、feile’s loungeで料理長として従事しその後フリーランスとして独立。現在は農家×料理人として活動。

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