食用油の使い分け
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【食材のトリセツ】食用油の種類と使い分け — 風味・発煙点で選ぶベストな一本

#食材のトリセツ

答え:油は「風味を効かせる油」と「熱に強い油」の二軸で選ぶ。用途に合わせた使い分けが味の決め手。

オリーブオイル、ごま油、サラダ油、米油……。棚に並ぶ油を「どれも同じ」と思っていませんか?実は油ごとに”香りの強さ”と”耐熱温度(発煙点)”が全く違います。プロは料理ごとに油を使い分けます。

POINT

  • ポイント①:発煙点が高い=加熱調理向き:揚げ物や高温炒めには、発煙点が210℃以上の米油・キャノーラ油・精製オリーブオイルが向きます。発煙点を超えると油が分解し、有害物質と嫌な匂いが出ます。
  • ポイント②:未精製油は香りが命:エキストラバージンオリーブオイル、焙煎ごま油、ヘーゼルナッツオイルなどは、加熱すると香りが飛びます。仕上げやドレッシング、”生”で使うのが正解。
  • ポイント③:健康視点なら脂肪酸バランス:オメガ3系(亜麻仁油・えごま油)は熱に弱く、酸化しやすい。加熱せず、そのままかけるのがベター。オレイン酸豊富な米油やオリーブオイルは加熱にも強く汎用性◎。ただし、油には種類によるカロリーの違いはほぼなくて1gで9キロカロリー。いわゆるヘルシーオイルでも使い過ぎに注意

プロの技:油を使い分ける基準

  • 揚げ物 → 米油・キャノーラ油(クセがなく発煙点高い)
  • 中華炒め → サラダ油+仕上げにごま油(香りづけ)
  • サラダ・カルパッチョ → EXVオリーブオイル or 亜麻仁油
  • 洋菓子・パン生地 → 太白ごま油・グレープシードオイル

料理トリビア

日本で最も消費されている食用油は「菜種油(キャノーラ油)」で、家庭用食用油の約4割を占めます。オリーブオイルはここ20年で消費量が5倍以上に増加。健康志向とイタリアンブームが後押ししました。近年ではコストの観点で、飲食業の現場ではブレンドオイルもよく利用されます。

北田清
監修 北田清

辻調グループ校フレンチイタリアン専攻の学部を主席で卒業。その後、同校のインストラクターとして勤務。新人フランス料理人コンクールのデセール部門で優勝。イタリアン業態の立ち上げやエリアマネージャーとしての居酒屋業態の直営5店舗と暖簾分け店舗の統括。10年間パスタ専門店のオーナーシェフとしても活躍。

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