【食材のトリセツ】アイスクリーム — 賞味期限がない理由
答え:アイスクリームには賞味期限表示義務がない。-18℃以下で保存すれば微生物が繁殖しないため
アイスクリームのパッケージをよく見てください——。賞味期限が書かれていないことに気づくはずです。これは手抜きではなく、法律で「表示義務がない」ため。-18℃以下で冷凍保存すれば、微生物が活動できず、理論上は永久に腐りません。ただし、風味や食感は時間とともに劣化するので、美味しく食べるなら早めがベストです。
POINT
- ポイント①:-18℃以下では微生物が繁殖しない:食品衛生法では、「冷凍食品で-18℃以下で保存するものは賞味期限の表示を省略できる」と定められています。この温度では微生物の活動が完全に停止し、腐敗しないため、賞味期限を設定する必要がないのです。
- ポイント②:風味は徐々に劣化する:腐らないとはいえ、長期保存すると「冷凍焼け」が起きます。空気に触れた部分が乾燥し、霜がついて食感・風味が落ちます。また、香料や風味成分は徐々に揮発するため、美味しさのピークは製造から1〜2か月程度。
- ポイント③:家庭の冷凍庫は温度変動が大きい:業務用冷凍庫は常に-18℃以下を保ちますが、家庭用は開け閉めで温度が上がりやすい。一度溶けて再凍結すると、氷の結晶が大きくなってシャリシャリ食感に。美味しく食べるなら、買ったら早めに食べるのがベストです。
プロの技:アイスクリームを美味しく保存する方法
- ラップで表面を覆う → 冷凍焼け防止
- 冷凍庫の奥に保管 → 温度変動が少ない
- 開封後は1か月以内に食べ切る → 風味のピーク
- 食べる前5分、冷蔵庫で戻す → なめらか食感に
料理トリビア
日本では乳脂肪分の含有量でアイスの呼び名が変わります。「アイスクリーム」(乳脂肪8%以上)、「アイスミルク」(3%以上)、「ラクトアイス」(乳固形分3%以上)、「氷菓」(乳固形分ほぼなし)。ハーゲンダッツは「アイスクリーム」、ガリガリ君は「氷菓」です。
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