カレーに入れる蜂蜜

【食材のトリビア】カレーに入れる隠し味の蜂蜜っていつ入れるの? 

答え:最後に入れる。加熱すると香りと風味が飛び、ただの糖分になる

「カレーに蜂蜜を入れるとコクが出る」というテクニック、聞いたことがありますよね。

でも、入れるタイミングを間違えると効果半減。蜂蜜は加熱すると揮発性の香り成分(フェニルアセトアルデヒド、フェニルエタノールなど)が飛んでしまい、ただの糖分になります。カレーが仕上がってから、火を止めた後に加えるのがベストです。

POINT

  • ポイント①:蜂蜜の香り成分は揮発性:蜂蜜の独特な香りは、花の種類によって異なる揮発性成分(アロマ成分)によるもの。これらは加熱すると蒸発してしまいます。60℃以上で徐々に香りが飛び、100℃ではほとんど失われます。
  • ポイント②:甘味だけが欲しいなら砂糖でOK:蜂蜜の主成分は果糖とブドウ糖。加熱して香りが飛んでしまったら、甘味だけが残るので、わざわざ高価な蜂蜜を使う意味がありません。甘味だけなら砂糖やみりんで十分です。
  • ポイント③:火を止めてから加えるのが正解:カレーが完成し、火を止めてから蜂蜜を加えると、香りを保ったまま甘味とコクをプラスできます。全体に混ぜ、余熱で馴染ませるのがベスト。

プロの技:カレーの隠し味テクニック

  • 蜂蜜 → 火を止めてから加える(香り◎)
  • インスタントコーヒー → 苦味とコクを出す
  • 醤油 → 旨味を底上げ(小さじ1程度)
  • ヨーグルト → 酸味とまろやかさ(煮込み中に加える)

料理トリビア

蜂蜜は人類最古の甘味料。紀元前8000年のスペインの洞窟壁画には、蜂蜜を採取する人の姿が描かれています。エジプトのピラミッドからは3000年前の蜂蜜が発見され、今でも食べられる状態だったとか。

北田清
監修 北田清

辻調グループ校フレンチイタリアン専攻の学部を主席で卒業。その後、同校のインストラクターとして勤務。新人フランス料理人コンクールのデセール部門で優勝。イタリアン業態の立ち上げやエリアマネージャーとしての居酒屋業態の直営5店舗と暖簾分け店舗の統括。10年間パスタ専門店のオーナーシェフとしても活躍。

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