統括マネージャー 本間 剛志 様
高原レストラン水空 ゼネラルマネージャー(調理) 末松 邦和 様
高原レストラン水空 ゼネラルマネージャー(ホール) 源内 貴 様
記事のポイント
・経験豊富な調理人材の確保に苦戦する中、CHEFLINKで和食・洋食の専門技術者を安定確保
・「週4回以上・長期勤務」で調理人がチームの要として活躍
・社員の適正労働時間確保と大規模イベントの安定運営を両立
※2025年8月SPOT CHEF(スポットシェフ)はCHEFLINK(シェフリンク)にサービス名称を変更しました
本間様:大阪・関西万博では、「近畿大学水産研究所 大阪・関西万博 ウォータープラザ店」「高原レストラン水空」「SUNTORY PARK CAFE」の運営を弊社が担当しました。このうち、「近畿大学水産研究所 大阪・関西万博 ウォータープラザ店」「高原レストラン水空」の2店舗でCHEFLINK(シェフリンク)を利用しました。

各店舗の人材確保自体は順調でしたが、課題は調理経験者の技術レベルの見極めでした。魚介類の仕込みができる人材を中心に、近畿大学水産研究所では和食、高原レストラン水空では洋食の専門技術を持つ調理人を必要としており、特に高原レストラン水空は席数が多い分、調理人数も多く必要でした。
リモート面接を実施しても、詳細な経歴や技術を確認するのは難しく、結果的に経験豊富な調理スタッフを多く確保できない状況がありました。さらに、万博のセキュリティの特性上、万博の開催期間は同一の方による継続勤務が必要で、これにも頭を悩ませていました。
CHEFLINKはバーレストラン事業で以前から利用実績があり、さらにシェフの経歴や職歴が採用前に確認できるため、万博の件も相談することにしました。スポットではなく長期の人材活用は弊社として初の試みでしたが、週4回以上勤務可能な方を募集したところ、経験のあるシェフの方に多数応募いただき、大変助かりました。
末松様:「水空」では当初5名のシェフでスタートし、最終的に3名のベテランシェフの方に各ポジションで活躍していただきました。業務内容としては、魚・肉・野菜の仕込み、グリル場でのローストビーフの調理や肉・魚の調理、盛り付け、提供、150名分の賄い調理などです。
皆さん豊富な経験と技術をお持ちで、どのポジションでも対応可能でしたので、受け入れにあたっては特別な準備は不要でした。
通常のアルバイトであれば適性を見極めて配置に配慮する必要がありますが、CHEFLINKのシェフは実力があり、期待に応える働きをしていただけました。


源内様:経験豊富なシェフに長期間来ていただいたことにより、大規模店舗での安定した調理体制が構築できました。衛生面への理解度も高く、ホールサイドとしても安心して料理提供ができました。多様なお客様のご要望に対して柔軟に対応していただき、半年間を通じて非常に安心感がありました。
また万博では急な人数変更や、パビリオンの予約の関係で2時間のコースの枠が90分や1時間に短縮される状況も頻繁にあります。このような万博特有の要求に対しても、高く柔軟に対応していただけました。
末松様:調理経験のないスタッフやアルバイトもいる中、CHEFLINKのシェフには社員とアルバイトの間をつなぐ重要ポジションとして機能していただき、教育・指導面でも大きく貢献いただけました。
特にサラダ場のシェフには、1日700名の来客に対応する中で、アルバイトスタッフの教育も効果的に実施してくれて大変助かりました。
さらに、社員、CHEFLINKのシェフ、アルバイトスタッフ、そしてホールスタッフという多様なメンバーが協力する体制の中で、チームの輪を乱さないように配慮してくれました。経験豊富な方々だからこそ、若いスタッフへの接し方も適切で、社員の模範ともなる仕事ぶりでした。
源内様:ホールスタッフに対しても積極的に、また気さくに声をかけていただき、「この料理できたよ」といった連携や、遅れて来店されるお客様の予約状況を気にかけてくれるなど、細やかな配慮がありました。

単に調理業務をこなすだけでなく、店舗全体の運営を意識した行動をしていただけたことが印象的です。チーム全体の連携が取りやすく、ホールのパートナースタッフも働きやすい環境だったと感じています。
本間様:CHEFLINKのシェフがいなければ、万博期間中の社員の適正な休暇確保は困難だったと思います。社員の働き方の適正化に貢献してくれました。
また、CHEFLINKでは面接が不要で、信頼できる人材を選定できるという点で、コスト面でも大きなメリットがあったと感じています。従来の採用方法では、採用時の期待と実際の能力が異なるケースも多いのですが、そうした問題も起きづらい印象でした。さらにCHEFLINKは求人掲載費も不要で、非常に採用のためのコスト効率が良かったとも感じています。
本間様: 今回の万博プロジェクトは、弊社にとって大規模かつ特殊な案件でした。そんな中、万博という大きなイベントを成功させられたのは、CHEFLINKの貢献が大きいと感じています。

CHEFLINKを活用することで経験豊富な調理人を安定的に確保できました。半年間、同じメンバーで運営できたことで、チーム全体の一体感も生まれ、質の高いサービスを提供し続けることができました。
飲食業界では人材が集まりつつある中でも、シェフの確保は容易ではありません。そんな中で、人材確保の手段としてCHEFLINKは非常に有効です。
今回の長期勤務型活用は、従来のスポット利用のイメージを変える取り組みとして、多くの飲食店にとって有効な選択肢になると考えています。特に、イベント受託や季節営業など、一定期間の人材確保が必要な企業にとって、大きな価値があると思います。
今回の成功事例を踏まえて、弊社が運営する他の店舗でも同様の活用を検討しています。
人手不足に悩む店舗はいまだ多く、特に調理経験者の確保に課題を抱えているケースでは、CHEFLINKの長期勤務型活用が効果的だと考えています。今後も積極的に利用していきたいと思っています。