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ボナフェスタ溝口さま
更新日:2026/5/12

「個人店にはハードルが高い」と思っていた――。老舗ロシア料理店がCHEFLINKで見つけた、現場を守る選択肢

株式会社 フェスタ

インタビュー対象者

代表取締役 溝口和美 様(ホール責任者)

ボナフェスタロゴ

記事のポイント
・キッチンスタッフの長期療養をきっかけに、人手不足が深刻化
・電話で丁寧に相談できるサポート体制が、導入の心理的ハードルを下げた
・現場の負担が軽減され、店内の雰囲気や働く側の気持ちにも良い変化が生まれた

少人数運営の店だからこそ、一人の不在が大きく響いた

ボナ・フェスタは、1989年に私の父と叔父が浅草・雷門でオープンしたフランス風ロシア料理店です。開店当初から、家族を含めた少人数で営業しており、キッチンは料理長のほかもう一人のシェフでまわしていました。

キッチンの特徴は、仕込みに手間がかかることです。細かな作業の積み重ねで品質を保っています。

そんな中、昨年9月、シェフが長期の休暇を余儀なくされてしまいました。営業日数を減らすのか、受け入れるお客様の数を絞るのか、場合によっては休業も視野に入れなければならず、現場としてはかなり切迫していました。

特に、年末の繁忙期を前にしていたこともあり、「営業を止めるわけにはいかない」という思いが強くありました。一方で、無理をして営業を続ければ、料理長が疲弊し、料理の品質に影響が出てしまいます。そのバランスをどう取るかが、大きな課題でした。

採用活動をしても見つからない人材

人手が必要になってからは、求人媒体を使ったり、調理学校に募集をかけたりと、できることは一通り試しました。

ただ、実際には思うように応募が集まらず、必要な時期に必要な人材を確保する難しさを痛感しました。個人店の場合、大手企業のように福利厚生や待遇面を大きく打ち出せるわけではありません。

溝口さま

飲食業全体に対して、「大変そう」「休みが少なそう」といったイメージを持っている方も多いのか、募集を出しても反応につながりにくい現実がありました。

導入の決め手は、伴走してくれるサポート体制

CHEFLINKを知ったきっかけは、知人を通じた紹介でした。

ただ、最初からすぐに導入を決められたわけではありません。正直なところ、最初は「個人店でも使えるのだろうか」「仕組みが難しそうではないか」という印象がありました。

その点で印象的だったのが、利用にあたって電話で丁寧に対応してもらえたことです。

CHEFLINKの担当者の方に、サービスについてわからないことを一つひとつ聞くことができて、募集のかけ方や使い方についても親切に教えていただけました。何でも聞ける雰囲気があったことで、「まず使ってみよう」と思えたのは大きかったです。

単に仕組みがあるだけではなく、困ったときに人がきちんと答えてくれる。その安心感は、非常に重要だと感じました。導入前の不安を解消してくれたのは、機能そのもの以上に、こうしたサポート体制だったと思います。

シェフの顔と経歴が見えることが、依頼前の不安を和らげた

実際に使ってみて良かったのは、来てもらう方の顔写真や経歴、評価などを事前に確認できることでした。

初めて依頼する場合は、どのような方が来るのかが見えないと、それだけで不安になります。その点、事前に情報が見えることはとても大きな安心材料でした。

溝口さま

ボナ・フェスタでは少人数で現場を回している分、新しく入る人との相性がとても重要です。スキルがあるかどうかだけではなく、どのような現場を経験してきたか、どのような働き方をしてきたかが見えることで、依頼の判断がしやすくなりました。

また、事前にシェフとチャットでのやり取りができることも助かりました。まったく知らない状態で当日を迎えるのではなく、ある程度の情報を持ったうえでお願いできるため、受け入れる側の緊張感も和らげることができました。

仕込みから始まった活用が、現場を支える実務的な戦力に

最初は、仕込みを中心にお願いするところから始めました。いきなり多くを任せるというより、まずは店の流れや作業の進め方を見ていただきながら、少しずつお願いする範囲を広げていった形です。

ボナ・フェスタの料理では、先ほど話した通り細かな下準備や段取りが大切になります。そのため、現場の基準を理解してもらいながら、着実に仕事を進めていただけるのは非常に助かりました。

仕込み中のロールキャベツ
仕込み中のロールキャベツ

その後は、前菜やデザートの盛り付け、忙しい日の洗い場など、状況に応じて幅広くお願いできるようになりました。必要なときに必要な時間だけ依頼できるので、「固定」で人を抱えるのとは違う柔軟さがあります。

現場にとって無理のない形で活用を広げられたことは、大きなメリットでした。

現場の空気と気持ちに余裕が生まれた

人手不足の状態が続くと、どうしても現場には緊張感が生まれます。料理を出すこと、仕込みを回すこと、営業を成立させること、そのすべてを少ない人数で担わなければならないためです。目の前の業務をこなすだけで精一杯になり、気持ちにも余裕がなくなっていきます。

現場を支えてくれるシェフが入ってくれることで、現場の空気は確実に変わりました。作業負担が減るだけではなく、「今日は回る」という安心感が生まれることで、働く側の気持ちも前向きになります。

料理を準備する丸橋一弥・料理長

CHEFLINKを継続して活用している理由は、必要な日に必要な分だけ依頼できる柔軟さにあります。

ボナ・フェスタでは、常に一定の人数を抱えることが難しい一方で、急に人手が必要になる日もあります。その波に合わせて使えることは、経営面でも現場運営の面でも非常に合理的です。

加えて、導入時だけでなく、その後も相談しやすいことが大きな価値になっています。小規模店ほど、新しい仕組みを取り入れる際には「使いこなせるか」「困ったときにどうすればよいか」という不安を抱えやすいものです。

そのときに、すぐに相談できる相手がいることは大きな支えになります。

実際に、店全体の雰囲気が明るくなったと感じています。人手が足りていることは、単に業務量の問題ではなく、店全体の空気やチームの心理的な余裕にも関わるのだと実感しました。

結果として、それがお客様への接客や料理の安定にもつながっていると思います。

現場を守りながら営業を続けるための、現実的な選択肢

人手不足は、どの飲食店にとっても深刻な課題ですが、少人数で営業する個人店にとっては、より切実な問題です。一人欠けるだけで営業そのものに影響が出るからこそ、必要なタイミングで支えてくれる仕組みの有無は非常に大きいと感じます。

導入前は、少しハードルが高いのではないかという印象もありました。しかし、実際には丁寧なサポートがあり、電話でも相談でき、必要なときに柔軟に活用できる仕組みが整っていました。

そのため、最初に感じていた不安は大きく変わりました。

営業を続けながら、品質も守りたい。その両方を諦めずに現場を維持していくために、こうしたサービスは非常に現実的で心強い存在だと思います。特に個人店や小規模店で、人材確保に悩んでいる方には、一度相談してみる価値があるのではないかと感じています。

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